新公報文化院開所記念浮世絵展「江戸のスターたち:浮世絵人物画から見る江戸の最新流行」の開催
令和6年3月29日
在大韓民国日本国大使館公報文化院は、国際交流基金ソウル日本文化センターとの共催で日本の伝統美術の浮世絵展「江戸のスターたち-浮世絵人物画から見る江戸の最新流行」を開催します。
当院は、1975年5月から2023年3月まで半世紀近く使っていた安国洞から中學洞所在のツインツリータワーへと移転し、新しい姿で再開致します。これを記念し、その初イベントとして日本の代表的な伝統美術である浮世絵展示会を開催いたします。
浮世絵は、風景画、美人画、そして役者絵と大きく三つに区分することができます。その中でも美人画と役者絵は、単に人物を素材とした側面だけでなく、「江戸」という時空間において繰り広げられた庶民の生活の様子や流行、感覚を垣間見ることができるという点においても興味深いです。これは、浮世絵は当時のファッション雑誌、或いは人気スターのブロマイドとしての役割も果たしていたためです。今回の展示会を通じ、浮世絵の持つ美術的、造形的価値をお見せすることによって、「メディア」としての特徴、歴史的資料としての性格にも注目できるでしょう。
また、美人画と役者絵を代表する二人の浮世絵師をクローズアップし、江戸の女性の官能的な姿を感覚的に描写した美人画の名手、喜多川歌麿と、歌舞伎俳優を主な素材として人物の個性を存分に表現した役者絵の鬼才、東洲斎写楽の様々な作品約40点を通じ、その特徴を比較して鑑賞する面白さも加味しました。
新しい公報文化院で開催される浮世絵展を通じて、江戸の様々な人物に出会ってみていただきたいと思います。
- 日時:2024年4月8日(月)~19日(金)10:00~17:30(日曜日は休館 )
- 場所:在大韓民国日本国大使館公報文化院多目的ホール(ソウル特別市鍾路区栗谷路6 ツインツリータワーB棟2F)
- 主催:在大韓民国日本国大使館公報文化院、国際交流基金ソウル日本文化センター
- 問い合わせ先:在大韓民国日本国大使館公報文化院 02-765-3011(内線120)