別所大使新年御挨拶(2014年)

平成26年1月6日


謹んで新年の御挨拶を申し上げます。

一昨年の秋、金浦空港に到着した時、「日韓関係は両国にとってのみならず、地域にとっても世界にとっても重要である」と述べました。韓国に赴任してから1年が過ぎ、2度目のお正月を迎えましたが、この信念にいささかの揺るぎはなく、ますます深まっています。日韓関係は引き続き難しい状況にありますが、個別の問題がこの重要な二国間関係全体を壊すことがないように、そして東アジア情勢が大きく動く中、日韓関係が強化されるよう、今年も努力を積み重ねていく覚悟です。

また、信頼関係を築くために多くの人々と話し合い、相互理解を深めることも重要であると思っております。隣国同士でも、案外知らないことや誤解があるものです。特に,未来の日韓関係の「架け橋」となる若者には,相互交流に一層積極的に参加してもらいたいと思います。

私自身、この間日韓の多くの方々に支えられながら、韓国に対する理解を深めることができたと振り返っております。もっとも、ソウルにいるだけでは韓国は理解できません。昨年はできるだけ時間を見つけて、地方にも足を運ぶよう心掛けました。おかげさまで、韓国の主要地域はほぼ訪問することができました。新しい土地を訪問し、新しい友人を作ると、そこには必ず新しい発見があります。今年も韓国の津々浦々を訪れ、多くの人々と会い、信頼構築 に努めたいと思っております。

安倍総理は、韓国は基本的価値を共有する最も重要な隣国であると繰り返し述べています。本年が日韓関係発展の重要な一歩を刻む年となるよう、私をはじめ大使館員一同更に尽力してまいりたいと思います。

本年が日韓関係にとっても、そして皆様にとっても、午年にふさわしい飛躍の年となるよう祈念しつつ、新年の御挨拶とさせていただきます。本年も引き続き皆様のお力添えをお願い申し上げます。

駐大韓民国 日本国特命全権大使
別所浩郎