別所大使と尹炳世(ユンビョンセ)外交部長官との会談
14日,別所大使は,COEXにて行われた「日韓交流おまつり」に来場した尹長官と共に公演を観賞した後,約20分の懇談を行いました。
会談後のぶら下がり会見にて,尹長官は,「韓国政府は歴史問題と他の分野を全く連結していない。経済問題,文化交流,
国民交流は積極的に奨励する立場であり,これを今後もより奨励していく。これらが活発化すれば,このような政治的関係も良くなり得る。
このようなことが来年50周年を迎えて,新たな出発となるよう今行き詰まっている部分が進展することを望む」旨述べました。
これに対して,別所大使は,「こういった交流をどんどん進めていくということが,
難しい日韓関係を少しでも前に進めていく良いきっかけになるのではないかと期待している。
来年が日韓国交正常化50周年に当たるので,それをまさしく,新しい出発点として前に進んでいけることができるように是非努力したい。
そこについては,基本的な考え方は一致していたと思う」旨述べました。
【参考】ぶら下がり記録(当館作成仮訳)
○ 尹炳世外交部長官
【冒頭発言】
年末,そして来年50周年を迎える上で,このような様々な行事を多く行うことにつき議論しました。
今後も数か月間,このような文化関係だけではなく,様々な形式の対話の機会があります。そのような対話を通じて,光復節祝辞でも来年国交正常化
50周年の契機が未来志向的な関係のための元年になるよう,そのために行き詰っていた部分を解消するような努力を一生懸命しなくてはならず,
またこのような良い文化行事をもっと強化しなければなりません。そのような話をしました。
【質疑応答】
(問)政治的に解決していない状況が続く中で,文化や経済は切り離して進展させるということですか。
(答)今もそうだが,韓国政府は歴史問題と他の分野を全く連結していません。経済問題,文化交流,国民交流は積極的に奨励する立場であり,
これを今後もより奨励していきます。これらが活発化すれば,このような政治的関係も良くなり得ます。このようなことが来年50周年を迎えて,
新たな出発となるよう今行き詰まっている部分が進展することを望みます。このような側面で両国の政府関係者も一層努力しなければなりません。
(問)歴史問題は対応しなければならないとの原則的な立場を話したのでしょうか。
(答)難しい状況の中で,一番重要なものが過去に関する問題だと思います。
両国政府間で議論しているので,そのような部分でも可能な限り早期に進展することを望みます。
問)良い展望を持っていますか。
(答)それを予断するよりは,いま対話している者が努力して成果を得られるよう奨励しなければなりません。
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○ 別所大使
【冒頭発言】
「日韓交流おまつり」,私も非常に重要な催し物だと思っております。今年10年目になります。
そういう中で,来年は特に日韓国交正常化50周年に当たるということで,今年の「おまつり」というものを私どもとしても重視してまいりましたし,
その時に他の来賓の方々と一緒に,尹炳世外交部長官がお見え頂いたということは非常にありがたいことだと思っております。
それを受けまして,若干の時間,懇談させていただきました。
【質疑応答】
(問)懇談ではどんなお話に…。
(答)まずは,尹炳世外交部長官の方から,この日韓交流おまつりに自分が来てみて,出席してみて,非常に素晴らしい,
良い印象を持ったということを言っておられました。また,こういう文化交流というものも是非進めていきたいというようなことで,
私も自分の仕事として,文化交流もそうですし,地方交流,人的交流,そういったものをできるだけ進めていくように努力していると,
こういった私自身の気持ちとして言えば,こういった交流をどんどん進めていくということが,難しい日韓関係を少しでも前に進めていく
良いきっかけになるのではないかというふうに期待しております。
特に先ほど申しましたように,来年が日韓国交正常化50周年に当たりますので,それをまさしく,新しい出発点として前に進んでいける
ことができるように是非努力したい,というようなことを私も申しましたし,そこについては,基本的な考え方は一致していたと思います。
(問)長官と大使の会談が初めて実現したわけですけれども,韓国側の姿勢として,関係改善に前向きになってきているという手ごたえは感じましたか。
(答)今日は,こういう「おまつり」にお見え頂いたということで,そのあとでの割と気楽な懇談ですから,難しい話は一切しておりません。
そういう中で,まさに,長官がこういう行事にお見え頂いたということは,私は前向きに受け止めたいと思いますし,
また,来年に向けて,双方が努力していこうということについても,意見の一致があったということは非常に結構なことだと思います。
是非そういう気持ちで私も引き続き頑張っていきたいと思います。
(問)韓国側としても努力するということですか。
(答)別にそういう具体的な話をしたわけではないですが,そういう気持ちで双方が一致していたというふうに思います。
(問)外交実務者同士で話し合うことの重要性といったことについて大使の方からお話されましたか。
(答)それはもう,この前も外務大臣同士の会合も行いましたし,今後とも様々なレベルでの話し合い,民間もそうですし,
政府としては当然頑張らなくてはいけない,そういう前提でお話をしました。
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