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文化庁は、一般社団法人ジャパン・イメージ・カウンシル(JAPIC)に委託し、2012年1月26日から30日までの5日間、韓国のソウルで、また2月2日から6日までの5日間、同じく韓国の釜山で「日本の新世代:映画とアニメーション」を開催します。この事業は、2004年より続く文化庁主催「アジアにおける日本映画特集上映事業」として実施され、韓国における日本文化への理解や親しみの深化を図るとともに、映画・アニメーション分野における若手を中心とした人材交流、人材育成を目的とします。ソウルでは連続して8回目、釜山では初めての開催で、長編14作品、短編36作品、合計50作品で構成し、日本の新世代による作品を中心に多様な映画とアニメーション作品を紹介します(実写作品7プログラム、アニメーション作品11プログラム)。
本年度は、オープニング作品の『鬼神伝』(ソウル会場)、『探偵はBARにいる』(釜山会場)など韓国未公開の話題性のある長編作品を紹介するとともに、初めて日韓の学生によるアニメーション作品を交歓上映するなど、前述の通り、若手の交流と人材育成をテーマとしている点が大きな特徴です。こうしたテーマのもと、文化庁が実施している人材育成プログラムで制作された作品なども初めて韓国で紹介します。若手の実写作品では小林聖太郎監督、大森立嗣監督、安藤モモ子監督、入江悠監督、石井裕也監督といった新進、中堅の注目作がラインナップされ、他にも意欲的なテレビ・アニメーション番組「ノイタミナ」の特集、気鋭のアニメーション・プロダクションを紹介する「ニューエイジ★プロダクション」特集など日本の最新動向を中心に紹介します。
また、上映のほか、1月28日にはソウル会場で「日韓学生アニメーション交歓上映プログラム」の中でアニメーション教育をテーマとした「今、アニメーション教育は何ができるのか」と題したシンポジウム、また2月5日には釜山会場で長編劇映画の新人監督をテーマとした「新しい才能はいかにして発見されるか」と題したシンポジウムを予定しています。
開催概要
事業名:平成23年度アジアにおける日本映画特集上映事業
行事名:日本の新世代:映画とアニメーション
[ソウル会場]
会期:2012年1月26日(木)~30日(月)
会場:CGVヨンサン(ソウル特別市龍山区)
内容:映画・アニメーション上映、日韓学生アニメーション交歓上映プログラム(シンポジウム含む)
[釜山会場]
会期:2012年2月2日(木)~6日(月)
会場:映画の殿堂(釜山広域市海雲台区)
内容:映画・アニメーション上映、シンポジウム
主催 文化庁
共催 CJ CGV、財団法人映画の殿堂、一般社団法人ジャパン・イメージ・カウンシル
後援 韓国文化体育観光部、釜山広域市、在大韓民国日本国大使館公報文化院、在釜山日本国総領事館
協力 韓国映画振興委員会、韓国コンテンツ振興院、ソウルアニメーションセンター、財団法人韓国文化産業交流財団、国際交流基金ソウル日本文化センター、日本アニメーション協会、一般社団法人日本映画製作者連盟、一般社団法人日本動画協会、公益財団法人ユニジャパン
上映プログラム:全18プログラム(日本作品50作品/韓国作品10作品)
【アニメーション】
1. 『鬼神伝』[オープニング作品(ソウル会場のみ)]
川崎博嗣監督/2011年/98分
2. 『東のエデン 劇場版Ⅱ Paradise Lost』
神山健治監督/2010年/92分
3.<“アニメーションの常識を覆したい”ノイタミナ特集>
『ハチミツとクローバー』
カサヰケンイチ監督/2005年/24分
『四畳半神話大系』
湯浅政明監督/2010年/24分
『モノノ怪』
中村健治監督/2011年/24分
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
長井龍雪監督/2011年/24分
4.<追悼・出崎統>
『エースをねらえ! 劇場版』
出崎統監督/1979年/88分
5.<ガイナックスの出発点>
『王立宇宙軍オネアミスの翼』
山賀博之監督/120分/1987年
6.<ニューエイジ★プロダクション特集>
『マルドゥック・スクランブル 圧縮』
工藤進監督/2010年 /65分
『マルドゥック・スクランブル 燃焼』
工藤進監督/2011年/61分
7.<ニューエイジ★プロダクション特集>
『レイトン教授と永遠の歌姫』
橋本昌和監督/2009年/99分
8.<ニューエイジ★プロダクション特集>
『劇場版「空の境界」第五章 矛盾螺旋』
平尾隆之監督/2008年/113分
9.<山村浩二と若手短編アニメーション作家たち>
『やさしいマーチ』
植草航監督/2011年/4分48秒
『Spots Spots』
胡嫄嫄監督/2011年/4分15秒
『くちゃお』
奥田昌輝監督/2010年/3分48秒
『Googuri Googuri』
三角芳子監督/2010年/8分22秒
『服を着るまで』
北村愛子監督/2010年/9分17秒
『Al Dente Tango』
吉田まほ監督/2011年/4分08秒
『つままれるコマ』
田中美妃監督/2010年/6分40秒
『指を盗んだ女』
銀木沙織監督/2010年/4分15秒
『JAM FISH』
飯田千里監督/2011年/3分34秒
『PART BLUE』
宋永盛監督/2010年4分16秒
『Script volant』
折笠良監督/2011年/13分17秒
『マイブリッジの糸』
山村浩二監督/2011年/12分39秒
10.<日韓学生傑作アニメーション>
『SCROLL』
KNGNH Project/2011年/3分07秒
『ZeeC』
イ・ホリム&ペ・ソンホ監督/2011年/6分19秒/韓国
『いくつ』
八木貴也監督/2011年/7分
『男は泣かなかった』
ムン・ヒョンイル監督/2011年/8分46秒/韓国
『もぐらと雪男』
玉田侑子監督/2011年/9分08秒
『こんにちは、さようなら』
キム・ヤンギュン&ユ・ヤンヒョク監督/2011年/5分47秒/韓国
『Garden』
鈴木隼吾監督/2011年/2分
『片思い』
ユン・ジナ監督/2011年/4分15秒/韓国
『rain town』
石田祐康監督/2011年/9分55秒
『象』
イ・ミンギョン監督/2010年/9分15秒/韓国
『天狗の山』
樋口美樹監督/2011年/5分
『キラキラ』
オ・ジウォン&ジャン・ナリ監督/2010年/7分17秒/韓国
『人情物語』
小長谷明弘監督/2011年/8分
『プレイ』
キム・ヨンソク監督/2011年/3分56秒/韓国
『クロのすいそう』
中川まりめ監督/2011年/3分42秒
『Ah』
イ・ソンホァン監督/2011年/5分14秒/韓国
『REVERSI』
袴田圭吾監督/2011年/3分
『オートウォーク』
イ・ジュヒョン監督/2009年/7分45秒/韓国
『10本の白い足』
森田志穂監督/2011年/4分
『盗む』
ヤン・ドンミン監督/2010年/5分04秒/韓国
『LANGUAGE』
キム・イェオン監督/2011年/4分
『USAWALTZ』
池亜佐美監督/2011年/2分20秒
11.<アニメミライ 若手アニメーター育成プロジェクト>
『キズナ一撃』
本郷みつる監督/2011年/24分30秒
『おぢいさんのランプ』
滝口禎一監督/2011年/24分30秒
『万能野菜ニンニンマン』
吉原正行監督/2011年/24分30秒
『たんすわらし。』
黄瀬和哉監督/2011年/24分30秒
【実写】
1. 『探偵はBARにいる』[オープニング作品(釜山会場のみ)]
橋本一監督/2011年/126分
2. 『毎日かあさん』
小林聖太郎監督/2011年/114分
3. 『まほろ駅前多田便利軒』
大森立嗣監督/2011年/123分
4. 『カケラ』
安藤モモ子監督/2009年/107分
5. 『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴りやまないっ』
入江悠監督/2011年/89分
6. 『ハラがコレなんで』
石井裕也監督/2011年/109分
7.<ndjc:若手映画作家育成プロジェクト>
『逆転のシンデレラ』
藤村享平監督/2010年/27分
『BABIN』
平林勇監督/2007年/30分
『動物の狩り方』
森英人監督/2010年/29分42秒
『ホールイン・ワンダーランド』
清水艶監督/2009年/30分
交流プログラム
[ソウル会場]
日韓学生アニメーション交歓上映プログラム「未来へ! 若い力は結ばれる」
日時:2012年1月28日(土)
構成:
<第1部>「日韓学生傑作アニメーション」
内容:日韓の優れた学生アニメーション作品を交互に上映し、各作品の上映前に作者が自作について2〜3分スピーチをする。
プログラム:日本作品12作品、韓国作品10作品で編成。上映作品の詳細は「上映プログラム」を参照。
<第2部>シンポジウム「今、アニメーション教育は何ができるのか」
内容:大学におけるアニメーション教育の歴史・現状、教育とアニメーション業界との関係などをテーマに、アニメーション分野おける新人育成の展望、日韓のコラボレーションの可能性などに言及していく。
パネラー:岡本美津子氏(東京藝術大学大学院アニメーション専攻教授、作品検討委員)、イ・ジョンミン氏(韓国芸術綜合学校教授)、イ・ソンホァン氏(『Ah』監督、韓国芸術綜合学校修士課程在学)、イ・ジュヒョン氏(『オートウォーク』監督、ホンイク大学修士課程中退、ヨーロッパ高等映像学校卒業)、鈴木隼吾氏(『Garden』監督、多摩美術大学)、吉田まほ氏(『Al Dente Tango』 監督、東京藝術大学大学院)
司会:キム・ジュニアン氏(アニメーション研究者、ソウル大学日本研究所客員研究員、CINDI映画祭アニメーション部門プログラマー)
[釜山会場]
シンポジウム「新しい才能はいかにして発見されるか」
日時:2012年2月5日(日)
内容:新人監督がステップアップしていくのに欠かせないのが、大小の映画祭における作品評価だ。興行とは切り離された視点から選抜される映画祭の視点とは何だろうか。そしてその視点から見られる日本映画の最近の動向、とりわけ新人の作品からどのような日本映画の特徴が浮かび上がってくるだろうか。釜山国際映画祭プログラマーから見た日本映画の新人分析に応える形で、日本の新世代映画の特徴を浮き彫りにし、将来の提言としたい。
パネラー:キム・ジソク(釜山国際映画祭プログラマー)、安藤モモ子(『カケラ』監督)、恩田泰子(「日本の新世代:映画とアニメーション」作品検討委員、読売新聞映画記者)
司会:佐伯知紀(文化庁芸術文化調査官、日本映画史研究者)
本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人ジャパン・イメージ・カウンシル(JAPIC)
Tel: 03-6670-5676 / Fax: 03-5466-0054
e-mail: japic@japic.jp
担当:池田・門脇 |